クリスマスの夜空の下で

サンタの捨てたタバコを拾って

乾いた空気と一緒に吸い込む

モノクロの街が歪んで見えて

黒いカーテンが街を包み込む

ケーキを手にした笑顔のない人たち

ショーウィンドウに映る俺の顔はどこか情けなくて

ピリオドを待つ受刑者のように

親に裏切られた子供のように

誰も助けちゃくれないだろう

みんな自分のことで精一杯

くたばる奴が何もかも悪いって

そんな世の中なのさ

クリスマスの夜空の下で

俺ももう終わりさ

この街の空がこんなに美しいなんて

俺も終わりさ

ジングルベルのメロディが聞こえる

サンタを信じてた頃を思い出す

でもサンタクロースはいなかったんだ

いたのは自分勝手な人たちだけ

クリスマスの夜空の下で

俺ももう終わりさ

この街の空がこんなに美しいなんて